マイクロド(ミクロサイズ・シリカ乾燥剤)

超微粉末シリカ『マイクロド』

シブレット
syousaiicon 商品説明
マイクロドはミクロンサイズに粉砕された合成シリカ(ゲルタイプシリカ)です。他の合成シリカには無い特徴として、①多孔性,②大きな内部表面積等を持っている点があります。結果として、これらの特徴が他の添加物には無い特性を生かし、お客様の製品にご利用頂いております。KDコーポレーションによって製造され、世界各地に輸出されております。
マイクロドとは、ゲル化させた合成シリカ(二酸化ケイ素)をミクロンサイズに調整したゲルタイプシリカです。ゲルタイプシリカの特徴は多孔性と広い表面積にあります。これはゲル化させる過程でnm単位の一次粒子同士が時間をかけて強く結びつき(シロキサン結合)、三次元の格子結晶構造を取ることに起因します。 この特徴を生かし、塗料・インキ、フィルム、特殊紙、食品添加物など様々な分野で広く利用されています。
マイクロド1

<基本物性>

マイクロド2

1.ペイントへの応用

マイクロドはつや消し剤、増粘剤として多様なペイントに応用されています。マイクロドが添加されている場合、塗膜が硬化収縮する際に、微小な凹凸面を生成します。入射光が乱反射を起こし、上品なつや消し効果を発揮します。更に粘度調整やチクソトロピー性の調節ができ、塗装効率も向上します。分散性の向上、再分散性の向上の為に表面コーティンググレードもご用意しております。
マイクロド4

2.プレスチックフィルムの応用

マイクロドはアンチブロッキング剤、及びスリップ剤として、ポリプロピレン(PP),ポリエチレン(PE),ポリエステル(PET),ポリ塩化ビニル(PVC)等の各種プラスチックフィルムにおいて使用されています。マイクロドの屈折率(1.46)はプラスチック樹脂の屈折率とほぼ同等であるため、フィルムの透明性を維持したまま、効果を発揮する事が出来ます。 各種フィルム特性(アンチブロッキング性、スリップ性、透明性、分散性、及びフィルム硬度等)とプラスチック樹脂との相性を考慮し、適合したグレードをお選び下さい。

3.食品添加物としての応用

マイクロドは粉末食品向けの固結防止剤「微粒二酸化ケイ素」としてご利用頂けます(添加量2%以下)。少量添加することで、流動性のある状態を保つことができます。 また、食品香料の担体としてもご利用頂けます。 無毒性で化学的に不活性なので、安全性が極めて高く、人体に影響を与えません。  
使用最大限度 : 二酸化ケイ素として2.0%  
使用基準    : 母乳代替商品および離乳食に使用してはならない            
            ケイ酸カルシウムと併用する場合はその使用量の和が2.0%以下 

4.その他

特殊紙   ・・・  印刷性向上
ビール     ・・・  タンパク質除去剤
研磨剤   ・・・  ハミガキ粉など
上へ戻る